「ちゃんとして見せたい日」だけ使ってる、軽いカバーでごまかす朝のファンデ事情

洗面所の電気をつけた瞬間、「あ、今日の私、まだ起きてないわ」って声が出ました。
口に出したの、普通に恥ずかしい。ひとり暮らしでよかったです。
4月の朝って、窓を少し開けると空気だけは爽やかなのに、顔はなぜか冬の疲れを抱えたままなんですよね。
頬の赤み、目の下の影、鼻横の毛穴。
見なかったことにしたいのに、鏡ってほんと仕事が丁寧すぎる。
今日使ったのは、my’s(マイズ)スムースファンデーション。
美容液下地のような使い心地で、化粧下地・乳液・美容液・クリーム・日やけ止めの1本5役、SPF28 PA++という紹介がありました。厚塗り感が出にくく、BBとCCの中間のような軽さという口コミも見かけます。
「今日はちゃんとした人に見えたい」朝ってある

朝から完璧にメイクしたい日なんて、正直そんなにないです。
仕事の日の朝は、洗濯機の終了音を無視して、冷蔵庫の前で立ったまま水を飲んで、スマホで天気を見て、
「あ、今日ちょっと肌やばいかも」
って、やっと自分の顔に気づく感じ。
あるあるですよね。
スキンケアした直後は「いけるかも」って思うのに、5分後には毛穴が普通に出勤してくる。
私より勤勉。
my’sスムースファンデーションは、乳液みたいにゆるめで伸びがいいというアメブロの感想がありました。濃いシミや跡は完全には隠れにくいけれど、厚塗り感なく素肌に近い感じに見える、という声もありました。(アメーバブログ(アメブロ))
この「全部隠します!」じゃない感じ、私は少し安心しました。
だって、全部消された顔って、たまに自分じゃない気がするんです。
婚活アプリ用の写真を撮る日なんか特に、肌をきれいに見せたい気持ちはあるのに、あまりに隙がない顔になると、会った瞬間に自分で自分にプレッシャーをかけてしまう。
「写真より疲れてるって思われたらどうしよう」
「肌荒れてるって見られたらどうしよう」
「でも、そんなところまで見る人なら、むしろ無理かも」
朝の鏡の前で、ここまで会話が進む私、けっこう忙しいです。
ファンデを塗る手元に、なぜか昨日のLINEが混ざる
頬に伸ばしながら、昨日返せなかったLINEを思い出しました。
婚活中って、ファンデーションより返信のほうが難しい日があります。
「またご飯行きましょう」
この一文に、どのテンションで返せばいいのか分からなくなる夜。
嬉しいは嬉しい。
でも、そこまで盛り上がっていない自分もいる。
そんな自分を冷たいと思う。
でも、無理してテンションを上げるほど若くもない。
こういう、人に言えない感情ってありませんか。
悪い人じゃないのに、会う前から少し疲れてしまう感じ。
誰かを好きになりたいのに、その前に自分の肌と心の治安を守りたい感じ。
マイズを塗りながら、鏡の中の私は少しだけ“外に出ても大丈夫そうな人”になっていきました。
でもそれは、別人になるというより、寝ぐせのついた気持ちに薄いカーディガンをかけるみたいな変化で。
トラネキサム酸配合の医薬部外品として紹介され、美白ケアや肌荒れ予防に触れているレビューもありました。自然なトーンアップ感や血色感に満足したというアメブロ投稿もあります。
こういう情報を見ると、つい期待したくなるけれど、私の朝はもっと地味です。
「肌、きれいになれ!」
じゃなくて、
「今日だけ、機嫌よく見えてくれ」
くらい。
小さい。
でも切実。
厚塗りが苦手になったのは、たぶん顔より心の問題
20代のころは、カバー力があるものを選ぶのが安心でした。
ニキビ跡も、赤みも、くすみも、全部なかったことにしたくて、鏡の前でどんどん重ねていました。
でも最近、重ねれば重ねるほど、なぜか疲れて見える日があって。
肌の問題というより、「隠してますけど何か?」みたいな気配が顔に出るんですよね。
自分へのツッコミを入れるなら、
「隠したいのは毛穴じゃなくて生活の荒れでは?」
です。
前日の夜、ソファでスマホを持ったまま寝落ちして、気づいたら深夜1時47分。
お風呂に入る気力がなくて、でもメイクだけは落とさないと未来の私に怒られる気がして、洗面台で半目になりながらクレンジング。
その翌朝に、
「透明感ほしい♡」
とか言ってる自分、なかなか図々しい。
でも、そういう図々しさがないと大人の女はやっていけない気もします。
my’sスムースファンデーションは、さらっとしたテクスチャーで広げやすく、重たいファンデが苦手な人向きというレビューが複数ありました。カバー力はナチュラル寄りで、しっかり隠したい部分にはコンシーラーを足すほうがよさそう、という口コミもあります。
私はこの「足りないところがある」感じが、少し好きでした。
完璧に隠し切らない。
でも、放置もしない。
肌も人間関係も、最近このくらいがちょうどいいのかもしれません。
いや、ちょうどいいと言い切るには、まだ私の情緒が追いついてないけど。
夕方の鏡で、予想外に見つけたもの
仕事帰り、駅のトイレで手を洗ったあと、何気なく鏡を見ました。
朝ほどのきれいさは、もちろん残っていません。
マスクの跡もあるし、鼻先は少しテカっているし、目元には疲れがちゃんと座っていました。
「おつかれ、私」って感じの顔。
でも、そこで変なことに気づいたんです。
今日、私、肌のことをあまり気にしていなかったかも。
昼休みにスマホのインカメを開いて毛穴チェックする回数も少なかったし、
人と話しているときに「今、頬赤いかな」と考える時間も短かったし、
帰り道にガラスへ映った自分を見て、すぐ目をそらす感じも少なかった。
ここで急に商品を褒め倒したいわけじゃないです。
そういうテンションの日もあるけど、今日の私はそこまで元気なPR人間じゃありません。
ただ、朝の私が必死に作った“ちゃんとして見える顔”は、夕方には少し崩れて、
その崩れた顔のほうが、なぜか本物っぽくて嫌いじゃなかったんです。
ここ、ちょっと自分でも意外でした。
ファンデーションって、きれいに見せるためのものだと思っていたけど、
本当は「顔を忘れて過ごす時間」をくれるものでもあるのかなって。
肌を隠すために塗ったはずなのに、
今日いちばん隠れていたのは、私の不安のほうだったのかもしれません。
夜、家に帰って、バッグを床に置いて、電気をつけないままキッチンで水を飲みました。
窓の外はもう暗くて、冷蔵庫の音だけがやけに大きくて。
朝の鏡の前では、今日の顔をどうにかしたかったのに、
夜の私は、崩れた顔のまま少しだけ笑っていました。
「これくらいで外に出ても、案外だいじょうぶだったんだ」
そう思った瞬間、なぜか明日のメイクより、明日のLINEの返事のほうが気になりました。
肌より先に、心が少しだけトーンアップした日って、
誰にも言わないだけで、たぶんあるんですよね。






