白米を我慢しない毎日へ。ココナッツオイルご飯が教えてくれた罪悪感を減らす新しい食習慣

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明るいキッチンでのリラックスタイム
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ココナッツオイルを加えてご飯を炊くだけ!カロリーが半分に――そんな夢みたいな話を信じた夜のこと

明るいキッチンでのリラックスタイム

六月も半ばになりました。

梅雨の雨が窓を叩く音を聞きながら、私はいつものようにスマホを眺めていました。

仕事を終えて、お風呂に入って、スキンケアをして。

本当なら寝る準備をしなければいけない時間なのに、なぜか深夜になると「もっと痩せたい」という気持ちが顔を出します。

30代になってからでしょうか。

体重そのものよりも、「昔と同じ生活なのに太る」という現実がじわじわ効いてくるようになりました。

そんなある日、SNSで見かけたのです。

「ココナッツオイルを入れてご飯を炊くだけでカロリーが半分になる」

そんな夢のような言葉を。

正直、怪しいと思いました。

でも、なぜか気になってしまったのです。

だって私たち30代女性って、こういう情報に弱いじゃないですか。

無理な食事制限はしたくない。

でも痩せたい。

白米は食べたい。

だけど太りたくない。

そんな都合のいい願望を抱えながら毎日生きているのですから。



白米を食べるたびに感じる小さな罪悪感

私は白米が好きです。

本当に好きです。

焼き魚とご飯。

卵かけご飯。

納豆ご飯。

炊きたてのご飯の香り。

考えただけで幸せになります。

でも同時に、どこかで罪悪感もありました。

SNSを開けば糖質制限。

美容系インフルエンサーはオートミール。

ダイエットアカウントは玄米。

気づけば白米は「悪者」のような扱いです。

もちろん頭ではわかっています。

白米そのものが悪いわけじゃない。

食べ過ぎが問題なだけ。

それでも、夜に茶碗一杯のご飯を食べると少しだけ後ろめたくなるのです。

不思議ですよね。

私たちは食べることを楽しみたいのに、いつの間にか食べることに罪悪感を抱くようになってしまいました。


ココナッツオイルご飯を試した日の正直な感想

気になった私は実際に試してみました。

炊飯器にお米。

そして小さじ一杯ほどのココナッツオイル。

あとは普通に炊くだけです。

炊き上がったご飯は少しだけ香りが違いました。

ほんのり南国っぽい香り。

思ったより違和感はありません。

そして食べてみると普通においしい。

正直もっとクセが強いと思っていました。

「これで本当にカロリーが減るなら最高じゃん」

そんなことを考えながら食べました。

でも数日後、ふと思ったのです。

私は何を期待していたのだろう。

ココナッツオイルを入れただけで人生が変わるわけじゃない。

体型が変わるわけでもない。

結局、魔法なんてないのです。

それなのに私たちは、つい探してしまいます。

楽に変われる方法を。

努力しなくても結果が出る方法を。

そして見つからないたびに落ち込むのです。

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本当に減らしたかったのはカロリーではなかった

最近気づいたことがあります。

私は体重を減らしたかったわけじゃなかったのかもしれません。

減らしたかったのは不安でした。

将来への不安。

老いへの不安。

結婚への不安。

周りと比べてしまう不安。

30代独身女性という立場は、ときどき妙に生きづらく感じることがあります。

友人の結婚報告。

出産報告。

住宅購入報告。

おめでたい気持ちは本当です。

でも心のどこかが少しだけざわつく。

そんな自分に自己嫌悪する。

そのストレスを埋めるように甘いものを食べる。

食べたあと後悔する。

また痩せようと決意する。

このループを何度繰り返したかわかりません。

だから本当は、カロリーを半分にしたかったわけじゃない。

不安を半分にしたかったのです。

心の重さを少し軽くしたかったのです。


そして私は思いがけない事実に気づいた

ここで話は少し意外な方向へ進みます。

ココナッツオイルご飯を続けていたある日。

私は体重計に乗る回数が減っていることに気づきました。

以前なら毎朝測っていました。

100グラム増えただけで落ち込んでいました。

でも最近は違ったのです。

なぜでしょう。

理由は単純でした。

ご飯を食べることへの罪悪感が減ったからです。

私はずっと勘違いしていました。

痩せることが幸せになる方法だと思っていたのです。

でも逆でした。

自分を責めなくなることの方が先だったのです。

不思議なことに、自分を責めなくなったら暴食も減りました。

食べることを禁止しなくなったら、必要以上に食べなくなりました。

つまり私を太らせていたのは白米ではなく、「ダメな自分を責める気持ち」だったのです。

これには本当に驚きました。

ココナッツオイルご飯で人生が変わったわけではありません。

でも、その小さなきっかけのおかげで、自分との向き合い方が少し変わったのです。

六月の雨音を聞きながら、今日も私はご飯を食べます。

ダイエット中だからと罪悪感を抱くこともなく。

婚活がうまくいかないからと自分を責めることもなく。

ただ、「おいしいな」と思いながら。

たぶん私たちに必要なのは、劇的な変化じゃありません。

明日の朝、少しだけ自分を好きでいられること。

それだけで十分なのかもしれません。

完璧じゃない私も好きになれるように。

そんな練習を、今日も続けています。


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