第10話(最終話):新たな旅立ち、私が選んだ未来

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こんにちは、みんな〜!ついにこの恋愛奮闘記も最終話を迎えました。

ここまで読んでくれたみんな、本当にありがとう♡ 今回は、私が彼との未来ではなく、自分自身の未来を選んだ理由、そしてその後の人生についてお話しします。

目次

別れの決断

新たな船出

私たちは「一緒に暮らそう」と決め、未来の計画を進めていました。

家具を見に行った時、彼が「このテーブル、2人で一緒に料理して食事をするのにぴったりじゃない?」と言ったのが印象に残っています。

理想の家の話をしながら、「リビングには君の好きな観葉植物を置こう」と彼が提案してくれた時には、私も思わず笑顔になりました。すべてが楽しい時間でした。でも、その裏で私の中にはずっと引っかかる感情がありました。

それは、「本当にこの人と一緒にいる未来が、自分にとって最良なのか?」という問いでした。

彼との時間は確かに幸せでした。でも、仕事や自分の目指す人生の中で感じる充実感とはまた違うもので、どこか自分が自分らしくない感覚が拭えなかったんです。

例えば、彼が「今日は休みだから、一緒にどこか行こうよ」と誘ってくれた時に、私は内心「仕事の資料をまとめる時間が欲しい」と思いながらも、彼の期待を裏切りたくなくて頷いてしまうことがありました。

最初は「仕方ない」と思いながら過ごしていましたが、回数を重ねるごとに、自分の時間を犠牲にしている感覚が強まりました。

さらに、ある日のデート中にふと気づいたんです。彼が話している間、私は次の日のプレゼン内容を頭の中でシミュレーションしていて、全然集中できていませんでした。

その時、心の中で「私は本当に今ここにいるのだろうか?」と自問しました。彼といるときの私も確かに私自身だけれど、どこか本来の自分を隠しているような、無理をしている部分があったのです。

結婚という選択肢を目の前にしたとき、私は自分の本心に目を向ける必要があると思いました。「このまま一緒にいることで、本当に自分が満たされるのだろうか?」という問いが、何度も私の頭をよぎりました。

「このまま一緒にいることで、本当に自分が満たされるのだろうか?」

最後の会話

扉の向こうに幸せが

ある夜、私は思い切って彼に自分の気持ちを伝えることにしました。カフェの静かな席に座り、彼の目を見ながら正直に話しました。

「これまで一緒に過ごしてきて、本当に楽しかったし、あなたのことを大切に思ってる。でも…結婚や一緒に暮らす未来を考えたときに、自分の中で違和感を感じてしまうの。」

彼は驚いた表情を浮かべながらも、私の言葉を遮ることなく、最後まで聞いてくれました。沈黙が続いた後、彼が言った言葉は今でも心に残っています。

その瞬間、私は彼の優しさと思いやりを痛感しました。彼の目には少し寂しさが滲んでいたけれど、それ以上に私の気持ちを尊重しようという強い意志が感じられました。

その言葉を聞いたとき、胸が締め付けられるような感情と同時に、不思議と安堵感も湧き上がりました。「この人は本当に私を大切にしてくれているんだ」と改めて感じた瞬間でした。

「君が本当に幸せだと感じられないなら、それが答えなんだと思う。僕も君を大切に思ってるからこそ、無理に繋ぎ止めるつもりはないよ。」

その言葉を聞いた瞬間、胸がぎゅっと締め付けられるような感覚に襲われました。私はこの人を傷つけたくないと思っていたのに、逆に彼の優しさに救われている自分がいました。

彼の言葉には、私たちのこれまでの時間への感謝や愛が詰まっていて、それが余計に涙を誘いました。「ありがとう」と声に出すのがやっとで、その一言に自分の全ての感謝と申し訳なさを込めました。

彼の言葉に涙が止まりませんでした。別れを切り出すことは私にとっても辛い決断でしたが、それでも彼の理解と思いやりに救われた瞬間でした。

別れの後の日々

たんぽぽの綿毛

彼と別れた後、私の生活は一変しました。二人で過ごしていた時間がぽっかりと空いてしまい、最初は寂しさや孤独を感じることもありました。でも、その時間を自分自身に向き合うために使うことにしたんです。

まずは仕事に打ち込みました。彼と一緒に過ごしていた時には手をつけられなかった新しいプロジェクトに挑戦し、少しずつ自己成長を感じられるようになりました。

また、自分の趣味にも時間を使えるようになり、読書や旅行、さらにはヨガにも挑戦しました。それが私にとって大きな癒しと新しい視点を与えてくれました。

そして、30歳を迎えた今、私は婚活を始めることにしました。正直、最初は不安もありました。「もう30歳だし、出会いなんてあるのかな?」という気持ちもありましたが、ふと友人の結婚式に出席した時に、幸せそうな新郎新婦の姿を見て、改めて自分の幸せを考えるきっかけになったんです。

あの瞬間、「私もこういう笑顔を持てる相手と出会いたい」と思うようになりました。それでも自分の幸せを追い求めるために行動することが大切だと思ったんです。

婚活のスタート

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婚活を始めてから、様々な出会いがありました。友達の紹介や婚活イベント、そしてマッチングアプリまで。最初はぎこちなく、どこか構えてしまう自分がいましたが、少しずつその場を楽しめるようになりました。

例えば、初めて参加した婚活パーティーでは、自分の趣味や価値観について正直に話すことで、相手との距離を縮めることができました。「ヨガをしているんですね。それってどんな効果がありますか?」と質問されて、笑顔で答える自分がいました。

それは、彼と別れた後の自分磨きがあったからこそ、自信を持って話せたことだと思います。

一方で、マッチングアプリでは予想外の面白い出会いもありました。

趣味が合いそうだと思ってやり取りを始めた人が、実は近所のカフェで何度もすれ違っていた人だったことが判明したりしました。

ある時には、プロフィールに「週末はよく図書館にいる」と書かれていた相手とマッチングし、実際に同じ図書館で偶然出会うというエピソードもありました。その時はお互い驚いて笑ってしまい、その後カフェでお茶をしながら好きな本の話で盛り上がりました。

そんな偶然も、今の自分には楽しめる余裕がありました。

独身という選択

若葉

30歳独身で婚活中という状況を、かつての私ならネガティブに捉えていたかもしれません。

20代の頃は「30歳までに結婚するのが普通」という周囲のプレッシャーを強く感じていました。友人たちが次々と結婚し、式に出席するたびに「次はあなたね」と言われる度に、焦りと自信喪失の波が押し寄せてきたのを覚えています。

でも、今の私はそうは思いません。結婚は確かに幸せの形の一つですが、それが全てではない。今の私にとって大切なのは、自分自身が納得できる生き方を選ぶことです。

彼との別れは、私にとって大きな学びと成長のきっかけを与えてくれました。誰かと一緒にいることだけが幸せではなく、自分自身を愛し、満たしていくこともまた重要なんだと気づかせてくれたのです。

今は、婚活を通じて新しい出会いを楽しみながらも、一人の時間も大切にしています。これから先、どんな未来が待っているのかは分かりません。でも、自分の選んだ道に後悔はありません。

読者のみんなへ

この恋愛奮闘記を通じて、私が伝えたかったのは「自分自身を大切にすること」の大切さです。

例えば、ヨガを続ける中で、心身を整える時間を持つことがどれほど自分にポジティブな影響を与えるかを実感しました。毎朝のルーティンを大事にすることで、一日を充実した気持ちでスタートさせることができたり、友人との時間をより深く楽しめたりする自分に気づけました。

恋愛も結婚も素敵なものですが、最終的には自分がどう生きたいかが一番重要なんだと思います。

もし今、恋愛や結婚に悩んでいる人がいたら、ぜひ自分の気持ちに正直になってみてください。そして、その気持ちを行動に移す勇気を持ってみてください。

10話という短い旅でしたが、ここまで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。これからの私は、まだまだ未完成で、これからも成長していく途中ですが、その過程を楽しんでいきたいと思います。

またどこかでお会いできる日を楽しみにしています。

それまで、皆さんも素敵な人生を歩んでくださいね♡ 私自身は、これから婚活を楽しみつつ、友人と旅行の計画を立てたり、新しい趣味を見つけたりして、今の自分をさらに磨いていくつもりです。次に会う時には、もっと成長した私でありたいなと思います!

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