婚活アプリでの体験談!30代女性が語る現実

はじめに:婚活アプリを始めたきっかけ

30代に突入してから、周囲の結婚ラッシュに押されて「婚活」という言葉が身近になりました。
ふと気づけば、同僚たちが次々と寿退社していく中、私はいつも一人でカフェ巡りをしている毎日。カフェの窓際の席で、ふわふわのカプチーノを片手に雑誌をめくりながら、どこかぽっかりと空いた気持ちを感じていました。休日に一人でカフェでのんびりしている自分を「これでいいのかな」と思う日も少なくありませんでした。
そんな中、友人から「婚活アプリ、試してみたら?」と言われたのがきっかけでした。最初は正直、抵抗感がありました。顔も知らない人とどうやって会話を始めればいいの? そもそもアプリで本当に良い人に出会えるの? そんな疑問を抱えつつも、登録するだけならリスクもないし…と半信半疑で始めることに。


スマホで簡単に登録できるし、空いた時間で婚活ができるなら気軽だし良いかも。そんな軽い気持ちで始めた婚活アプリでしたが、そこには現実の厳しさと意外な発見が待ち受けていました。初めて送られてくる「いいね!」の数に一喜一憂し、プロフィールを作る作業にじっくり取り組む中で、自分のことを改めて見つめ直すきっかけにもなったのです。
プロフィール作成で気を付けたポイント


写真選びの重要性
アプリ登録後、最初にぶつかった壁が「プロフィール写真」。これが意外と難しいんです。
友人たちからのアドバイスで、清潔感があって自然体の写真が好印象だと聞き、笑顔でカフェのテラス席に座っている写真をチョイスしました。旅行先で撮った風景と自分が写る一枚も入れて、「アクティブな面もアピールできるかな?」と工夫。加工しすぎるのはNGという噂もあったので、アプリの”ナチュラルフィルター”で軽く調整する程度に留めました。
結果的にこの写真が功を奏して、多くの「いいね!」をもらえたのですが、後日わかったのは、写真だけで判断されることの多さです。
何度もメッセージを重ねても、一度の写真の印象が覆らないこともあります。例えば、ある男性は「笑顔が素敵だったからメッセージした」と言ってくれましたが、別の男性には「実物と少し雰囲気が違う気がした」と言われたこともありました。この経験を通じて、写真はただの見た目以上に、相手に自分の性格や雰囲気を伝える大切なツールだと感じました。改めて、第一印象の大切さを痛感しました。
例えば、ある男性は「笑顔が素敵だったからメッセージした」と言ってくれました。一方で、「実物と少し雰囲気が違った」と言われたこともありました。写真選びは、自分の魅力をありのままに伝える大事なステップだと学びました。
自己紹介文に込めた工夫
「私はどんな人か」「何を求めているか」を伝える自己紹介文も重要。特に30代という年齢だからこそ、嘘偽りなく自分を伝えることに注力しました。
私は、飾らずに正直に書くことを心がけました。
- 趣味:カフェ巡り、読書、散歩
- 性格:明るくポジティブ、でも少し内向的な面も
- 希望:一緒に笑い合えるパートナー
これに加えて、具体的なエピソードを盛り込むことを意識。「休日にはお気に入りのカフェで新しいスイーツを試している私です」といった具合に、趣味や価値観が伝わるように工夫しました。また、最初の挨拶部分に「お読みいただきありがとうございます」という一文を入れ、丁寧さを演出しました。
また、「こんな休日を一緒に過ごしたい」という未来像を描く一文を追加することで、相手に自分との生活を想像させる工夫もしました。
実際に出会った男性たち


ハイスペック男子との出会い
登録から1週間、ある男性からメッセージが届きました。プロフィールには「年収1000万円超」「外資系企業勤務」「趣味はゴルフとワイン」と、いわゆる”ハイスペック男子”。彼の写真はスーツ姿でバッチリ決めたもの。最初の印象は「私には少し手が届かないかも」と思うくらいの完璧さでした。
期待半分、不安半分で会った彼は確かに素敵な人でした。知識が豊富で会話も上手。ただ、どこか会話に違和感が。デート中、彼が何度も時計を気にしていたり、「次のミーティングがあるから」と早々に切り上げられたり…。自分の時間を大切にしたい彼の価値観と、もっとじっくり関係を築きたい私の思いが合わないと感じました。彼の世界はきらびやかだけれど、私には少し居心地が悪いような、そんな感覚でした。
彼との出会いを通じて感じたのは、「スペックだけでは幸せを感じられない」という現実でした。どんなに条件が良くても、自分が自然体でいられる相手でなければ長続きしないのだと思います。
意外と気が合った”普通の人”
一方、全く期待していなかった男性との出会いもありました。プロフィールはシンプルで、「趣味は料理」「休日は映画を見てのんびり」と控えめ。正直なところ、最初の印象は「普通すぎて特徴がないな」というものでした。
しかし、実際に会ってみると、優しい雰囲気と笑顔に引き込まれました。一緒にいるとほっとする存在で、話しているうちに、共通の好きな映画がたくさんあることが分かりました。
例えば、昔の邦画が好きなところや、お気に入りの映画館が同じだったりして、自然と話が弾みました。その後も何度かデートを重ねていますが、いつも「また会いたいな」と思えるような時間を過ごせています。
彼とのデートの中で、「特別なことがなくても楽しい」と感じられることが、何よりも嬉しい発見でした。
婚活アプリのメリットとデメリット


メリット
- 出会いの幅が広がる
普段の生活では接点のない職種や年齢層の人と知り合える。 - 時間を効率的に使える
通勤中や休憩時間にマッチングが進むのは忙しい30代にぴったり。 - 自分を見つめ直せる
プロフィール作成や相手へのアプローチを通して、自分の長所や価値観に気付ける。


デメリット
- 疲れることもある
メッセージのやり取りが増えると、返信が義務感になりがち。 - 理想と現実のギャップ
実際に会ってみてイメージと違うことも。 - 真剣さが人それぞれ
結婚を目指していない人も多い。


婚活アプリで成功するためのポイント


焦らないこと
短期間で結果を求めすぎると、疲れてしまいます。例えば、1週間で数人と会う予定を詰め込みすぎたとき、メッセージのやり取りや実際のデートに追われてしまい、自分自身が楽しむ余裕を失った経験があります。大事なのは、自分のペースを保ちながら楽しむこと。少しゆっくり進めることで、相手との会話や時間をより丁寧に楽しめるようになりました。
相手をよく知る努力
自分の軸を持つ
婚活アプリを通じて感じたこと





婚活アプリを通じて出会った人たちは、良い意味でも悪い意味でも私の人生に影響を与えてくれました。
例えば、一度会った男性が仕事の忙しさから婚活を趣味感覚で行っていることを正直に話してくれました。この体験を通じて、私は婚活に対する自分の本気度を再確認し、自分が求める関係の形を明確にするきっかけになりました。誰かとの時間を共有する中で、自分の価値観や理想を再確認する機会にもなりました。
今の私は、「結婚はゴールではなく通過点」という考えを持っています。例えば、以前出会ったある男性との会話で「結婚生活って、長い冒険の始まりだと思う」という言葉を聞き、私自身もその通りだと感じました。この考え方が私にとってはしっくりきます。大切なのは、共に笑い合える人と日々を楽しむこと。



婚活アプリはその出会いのきっかけをくれる素敵なツールだと実感しています。ぜひ、皆さんも一歩踏み出してみてください!

