“迷わない朝”は最強の味方。高たんぱく・低脂質の固定メニューで、私の一日が軽くなる話

朝ごはん、毎朝なに食べるかで迷っていませんか?
私はずっと「栄養も時短も叶えたい」と思いながら、冷蔵庫の前で固まることが多かったんです。そんなときに目にしたのが、なかやまきんに君の“14年ほぼ同じ朝食”。
高たんぱく・低脂質を徹底して、迷わない仕組みを先に作る——この考え方に心をつかまれました。以来、私も朝を“固定メニュー化”。すると意思決定の疲れが減り、トレーニングや仕事に向ける力がちゃんと残るように。
肌も気持ちも安定して、午前中の小さな選択ミスが減りました。この記事では、私の実践例と続け方のこつを、やさしく具体的に共有します。
忙しい日でもすぐ真似できる工夫を、体験談たっぷりでお届けしますね。一緒に“迷わない朝”をつくって、からだと心の土台を整えていきましょう。
“迷わない朝”がくれた余白と集中力
朝は一日のスイッチ。ここで迷う回数が多いほど、目に見えないエネルギーがこぼれていきます。
私は以前、パンかごはんか、コーヒーか白湯か、卵を焼くかヨーグルトにするか……と、毎朝ちいさな会議をしていました。
可愛げはあるけれど、仕事が立て込むときほど消耗してしまう。そこで取り入れたのが“固定メニュー化”。先に「これを食べる」と決めておくことで、意思決定の摩擦を減らし、使える集中力を午前中に温存できるようになりました。
食事は“自由度の高さ=幸福”ではないと思います。
選ぶ自由が多すぎると、選び続ける疲れがたまります。
朝は特に、選択肢を狭めるやさしさが自分を助けます。固定メニューは“自分専用のやさしいレール”。乗ってしまえば、余計な分岐を気にせず走れるのです。
もちろん、栄養バランスが整っていることが前提。高たんぱく・低脂質・適量の炭水化物・食物繊維を土台に、味の微調整だけを気分で変えると、満足感と習慣の両立がしやすくなります。
固定化の効果を、私が実感した順に挙げると——
- 午前中の集中力が切れにくい
- お腹の空き具合が読みやすく、間食の暴発が減る
- 買い物がシンプルになり、食費とフードロスがじわっと減る
- 体重や体脂肪の変動が穏やかになり、調整が楽になる
- “朝ごはんを作れた自分”というささやかな達成感が積み上がる
繁忙期のある朝、私は寝坊して、昔の私ならコンビニに寄って菓子パンとカフェラテに逃げていたはず。
けれど今は“固定メニュー”の材料が冷蔵庫のいつもの場所にそろっています。ゆで卵、脂質控えめの鶏むねハム、オートミール、豆乳ヨーグルト、冷凍ベリー。
手は勝手に動き、7分で完成。電車にも間に合い、午前中の打ち合わせで頭がちゃんと回りました。小さな勝利ですが、この積み重ねが自信になります。
あなたは朝、どこでいちばん迷いますか?メニューですか、量ですか、タイミングですか。それとも、寝起きの体調で決めがぶれてしまいますか。もし同じように迷って疲れているなら、まずは“1週間だけ固定”から試してみてください。合わなければやめればいい、合ったら続ければいい。ただ、それだけ。やさしく始められるのが仕組み化のいいところです。
さらに個人的な意見をもうひとつ。固定メニューは“退屈そう”に見えて、実は感性を鈍らせません。むしろ、味の微差や体調の細かな変化に気づけるようになります。
いつもと同じ卵でも、寝不足の朝は塩気を強く感じたり、排卵期はフルーツがより甘く感じたり。体の声に耳を澄ませる練習に、定番は最高の教材なのです。
決断疲れ(ディシジョン・ファティーグ)という言葉があります。
人は一日にできる意思決定の回数に限りがあり、朝の迷いは昼以降の判断力にも影響します。朝食を“設計済み”にしておくことは、未来の自分にバッファを渡す行為。
私はこのバッファを、仕事の提案書づくりやトレーニングのフォーム維持に使えるようになりました。数字では測りきれないけれど、夜に残る疲労感が明らかに軽くなったんです。
最後に、小さなチェックリストを置いておきます。今日からの一歩にどうぞ。
- 今の朝食で、たんぱく質は手のひら1枚ぶん入っていますか?
- 脂質は隠れて増えていませんか?(ナッツ、ドレッシング、バター)
- 炭水化物は“怖い”から減らしていませんか?適量は元気の燃料です
- 作る手順、置き場所、買い物ルートはシンプルですか?
- 1週間だけ、同じメニューで実験してみませんか?
この章で伝えたかったのは、“頑張る”より“仕組みに乗る”ほうが優しいということ。朝の選択を減らすと、あなたの一日はもっと伸びやかに動き出します。さあ、次は実際のメニューを一緒に設計していきましょう。

私の“高たんぱく・低脂質”朝ごはん完全ガイド

固定メニューは、材料と手順が命。私の基本形は「主食+たんぱく源+色のある副菜+発酵食品+温かい飲み物」。たんぱく質は20〜30g、脂質は抑えめ、炭水化物は体重と活動量に合わせて調整します。
難しく聞こえるかもしれませんが、組み合わせはとってもシンプル。以下が私の定番の骨格です。
定番の組み合わせ(例)
| 役割 | 食材 | 目安量 | 置き換え候補 |
|---|---|---|---|
| 主食 | オートミール/ごはん/全粒粉パン | 30〜60g | さつまいも、もち麦おにぎり |
| たんぱく源 | 卵+鶏むねハム/ツナ水煮/豆腐 | 卵1〜2個+80〜100g | ギリシャヨーグルト、サラダチキン |
| 副菜 | トマト/ブロッコリー/葉物 | ひと皿 | 冷凍ミックス野菜、きのこ |
| 発酵 | 豆乳ヨーグルト+ベリー | 150g+50g | 納豆、キムチ |
| 飲み物 | 白湯 or お茶 | マグ1杯 | 味噌汁(減塩) |
手順はただ並べるだけ。オートミールはレンチン1分、卵は前日にまとめて茹でておき、鶏むねは週末に低温で茹でてスライス。野菜はミニトマトとブロッコリーを常備。ヨーグルトに冷凍ベリーをのせれば、色も気分も晴れます。味つけは塩、こしょう、レモン、ハーブ。脂質はオイルで増えやすいので、必要なときだけ小さじ1を計量して使います。
朝の脂質は“ゼロにすべき”ではなく“コントロールしやすく”が大切です。脂質を極端に恐れると満足感がガタ落ちしますし、ホルモンバランスにも影響します。私は排卵期やハードワークの日は少し脂質を増やし、生理前は炭水化物を多めに。今日のタスクと体調で、同じ定番を微調整する感覚が心地いいのです。
忙しい朝に助かるポイントはここ。
- 前夜のうちに食器とスプーンをトレーにセット
- 卵は“ゆで加減3段階”をローテ(半熟、つるん、しっかり)
- 冷凍ベリーは小分けカップに事前計量
- お茶パックを水筒に入れて“放置抽出”で即スタンバイ
- 朝はレンジと包丁を同時に使わない(事故防止&時短)

かつて私は「朝はフルーツだけ」の時期がありました。軽くておしゃれで、なんとなくヘルシー。でも10時ごろに空腹でソワソワ、会議中に集中がほどけて、結局クッキーに手が伸びる……。そこで定番に戻し、卵とオートミールとヨーグルトに。最初は“重いかな?”と心配でしたが、血糖の波が穏やかで、むしろ気持ちが静か。仕事の前半で成果が出ると、午後の自分も優しくなれる。朝のたんぱく質って、心の栄養でもあると実感しました。
あなたの朝食、たんぱく質は十分でしょうか?脂質は“見えないところ”で増えていませんか?パンにバターを塗るのが習慣なら、まずは半量にする、はちみつをヨーグルトに変える、ツナはオイル漬けから水煮にチェンジする——小さな一歩で体感は変わります。完璧を目指さず、今の自分に“やさしい最適”を探していきましょう。
さらに細かい調整も。
運動前なら主食をやや多め、在宅で座り仕事の日は副菜を増やして満腹感を底上げ。味の飽きには、レモン胡椒、七味、粒マスタード、バルサミコ、刻み海苔を“朝の小物入れ”に常備。小さじ1の工夫で、同じ定番が別の顔になります。朝は“慣れた手順×ちょい足しの遊び心”のバランスが気分を支えてくれます。
最後に、よくある不安への私の答えを短く。
- パン派でも大丈夫?→全粒粉やライ麦を選び、たんぱく源を足せばOK
- 時間がない→卵とヨーグルトとバナナで3分。ゼロよりずっといい
- コーヒーは?→飲みます。水分と一緒に。空腹にブラックだけは避けます
- コストが心配→同じ食材を回すと逆に安定。セールは“定番だけ”に集中
続ける仕組みは“冷蔵庫の地図”から
朝食を固定化しても、続かなければ意味がありません。私は“意志”ではなく“配置”に頼ります。買う、仕込む、置く——この3つを同じ順序で回すだけで、朝はほぼ自動で始まります。特別な根性は不要。仕組みがあなたを目的地まで運んでくれます。
まず、買い物は“定番の棚”を決めます。私の買い物かごは、毎回ほぼ同じ顔ぶれです。卵、鶏むね、オートミール、豆乳ヨーグルト、ミニトマト、ブロッコリー、冷凍ベリー、海苔。これに季節の果物か葉物を1つ足すだけ。選択肢を増やさないことが継続の味方です。
次に、仕込み。日曜の夕方に30分だけ時間を確保して、鶏むねを低温で茹で、卵を一度に6個茹で、ブロッコリーを小房に分けて保存。調味は最小限。味を決めすぎると飽きやすくなるので、下味は塩だけ、ソースは朝に変えるスタイルが飽き防止になります。
最後に、置き場所。私は冷蔵庫に“朝セット”の区画を作り、透明の保存容器で見える化。上段の右に卵、手前に鶏ハム、左に野菜、ドアポケットにヨーグルト。レンジの横にはオートミールとスプーン、引き出しにはレモン胡椒や七味。手を伸ばす順番に置いておくと、寝ぼけていても体が勝手に動きます。ここまで整えば、朝は“考える前にできている”状態になります。
小さなチェックポイントを共有します。
- 買いすぎない(在庫は“次の3朝ぶん”が目安)
- 保存容器は同じサイズでスタッキング(探すストレスをゼロに)
- 調味料は“朝専用トレー”で集合管理
- ゴミ捨ての前夜に“在庫の見直し”をルーティン化
- 非常用に“救済メニュー”(ゆで卵+バナナ+味噌汁)を決めておく



仕組みは“頑張れない日”のためにあります。よく“やる気が出たら続けます”と聞きますが、やる気は天候のように変わります。仕組みは天気に強い。私は落ち込みがちな雨の日でも、冷蔵庫の同じ場所に同じ食材が並んでいるだけで安心します。生活の足場が動かないことは、心の安全基地になります。
繁忙期に3週間続いた在宅勤務のとき、私は“朝セット”の補充を木曜にサボってしまいました。翌朝、いつもの容器が空っぽで、ついクッキーに手が伸びかけた瞬間、引き出しから“救済メニュー”のメモが出てきました。ゆで卵、バナナ、減塩味噌汁。5分で整った朝食をとり、なんとか午前中を乗り切り、昼休みにまとめ買い。もしこのメモがなければ、私は1週間だらだら崩れていたと思います。仕組みは、未来の私をやさしく拾い上げてくれました。
あなたの冷蔵庫にも、朝専用の“地図”を作りませんか?右手前はたんぱく質、左奥は野菜、ドアポケットは発酵食品。定位置が決まると、家族や同居人がいても協力してもらいやすくなります。まずは1つの棚からで大丈夫。週末に10分、ラベリングと容器の入れ替えをするだけで、月曜からの自分がぐっと楽になります。
また、私は買い物メモを“3行だけ”に制限しています。「卵/鶏むね/野菜1」。これを守ると、余計な誘惑に負けにくくなります。チラシの特売は基本スルー。安さではなく“使い切れるか”で選ぶと、台所が静かになります。数字で言うと、固定前は週の食品ロスがタッパー1個ぶん、固定後はゼロ〜半分まで減りました。環境にもお財布にもやさしいごはんは、案外こういう地味なところから始まります。
あなたが“切らしたくない食材”は何ですか?その一つを、冷蔵庫の“聖域”にしまいませんか。誰にも使い切られない特等席。そこに朝の土台を置けたら、忙しい日でも戻る場所ができます。習慣は、帰る場所があるほど強くなります。今日このあと、5分だけ冷蔵庫の仕切りを動かしてみる。それだけで、明日の朝は少し優しくなるはずです。
朝のルーティン×体づくり:3パターン設計
同じ定番でも、生活のリズムで所要時間は変わります。私は「超特急の日」「ふつうの日」「ゆとりの日」の3パターンを作り、起きた瞬間の体調と予定でどれに乗るかを決めます。メニューの中身は大きく変えず、手順だけ圧縮・拡張するイメージです。これで“できない日”がほぼ消え、体づくりの土台が安定しました。
私の所要時間と手順(目安)
| パターン | 所要時間 | 手順 | できあがり |
|---|---|---|---|
| 超特急の日 | 5〜7分 | ゆで卵+バナナ+豆乳ヨーグルト。白湯を飲みながら盛り付け | たんぱく質20g前後、脂質ひかえめ、咀嚼も確保 |
| ふつうの日 | 10〜12分 | オートミールレンチン→卵スライス→鶏ハム→野菜→ヨーグルト | バランス良好、彩り◎、満足感あり |
| ゆとりの日 | 15〜20分 | 味噌汁追加、野菜を温野菜に、果物をカット、ハーブで香り足し | 食物繊維と水分量UP、リカバリー向き |
ポイントは“時間で決めること”。「今日は10分しかない」ならふつうの日に乗り、4分しかないなら超特急にする。前夜に寝不足だと分かっている日は、寝る前に食器をトレーに並べておく。未来の自分へ小さな置き手紙です。
ルーティンは“厳格な決まり”ではなく“優しい台本”だと考えています。台本があるからアドリブで遊べる。朝、突然お腹が空いていない日もありますよね。そんな日は主食を半量にして、ヨーグルトと味噌汁だけでもOK。逆に運動前でしっかり食べたい日は、オートミールを少し増やして蜂蜜をティースプーン半分。自分の声に合わせて台本を読み替えるのが、長く仲良くするコツです。
リアルなエピソードを。先週、寝坊して家を出るまで7分でした。昔ならあきらめてカフェで甘いラテとマフィンにしていたところ。私は冷蔵庫の右上段“朝セット”に手を伸ばし、ゆで卵をむいて、ヨーグルトにベリーをのせ、バナナを半分。白湯を持って洗面台へ。
歯磨き中にヨーグルトを食べ終え、玄関で卵とバナナ。電車に乗るころには“今日も整った”という安心感が体の中心にありました。午前の会議で叩き台の資料を提案したとき、頭が軽く、言葉がすいすい出てきたのは、朝の台本に助けられたからだと思います。
小さな工夫リストも共有します。
- 水分は起きてすぐマグ1杯(手の届く位置に)
- 歯磨きと並行して“のせるだけ”の工程を配置
- ゴミ捨ての動線上に空容器の回収ボックス
- 出勤バッグのポケットに“非常用プロテインバー”
- タイマーはキッチンではなく廊下(移動を促す)
あなたの朝にも、3つの台本を作りませんか?紙に手順を書いて冷蔵庫に貼るだけでも、驚くほど迷いが減ります。完璧じゃなくて大丈夫。台本は使いながら直せばいい。1週間ごとに「どこで詰まった?」を振り返り、1カ所だけ修正。これを回すほど、あなたの朝はするりと進みます。
在宅勤務の日と出社の日でも、私は微差を入れています。出社日は食物繊維を多めにして腹持ちを長く、在宅日は水分を増やしてこまめに立ち上がる仕掛けに。たとえば在宅なら味噌汁にわかめと豆腐を足し、出社ならオートミールを少し増量。ほんの5g、10gの差でも、午前中の集中の持ちが変わります。数字に縛られるのではなく、体感で“ちょうど”を見つけに行く遊び心が大切です。
あなたが“つまずきやすい朝の場面”はどこでしょう。起きる、着替える、食べる、出る——この4つのうち、いちばん止まりやすい場所に、ひとつ道具を置いてみてください。たとえば玄関の鍵の隣にプロテインバー、ドライヤーの横にミニボトルの白湯。視界に入るだけで、行動は1クリック軽くなります。小さな仕掛けが、大きな自信へつながっていきます。
飽きずに続ける“微差”と“ごほうび”設計


固定メニューは“同じだけど、ちょっと違う”がコツ。私は味つけと見た目だけを毎日少し変えます。ベースはそのまま、トップスだけ着替える感覚です。食材の入れ替えを最小限にしつつ、香り・酸味・食感をいじると、脳は“新しい”と感じてくれます。
私の微差アイデアを披露します。
- 塩+レモン→粒マスタード→黒酢→柚子こしょう→七味と毎日ローテ
- ヨーグルトの上に、日替わりでシナモン/きなこ/カカオニブ
- オートミールは“おにぎり化”して海苔で巻く、または出汁茶漬けに
- 野菜は生→温野菜→浅漬け→スープと調理法だけをスライド
- 器を変える(木のボウル、ガラスのカップ、深皿)
私たちは“変化”でなく“進歩”を欲しがっているのだと思います。毎日違うものを食べるより、同じものが少しずつ上手に作れるようになる喜び。ゆで卵の殻がつるんとむけた朝、ブロッコリーの茹で加減が完璧だった朝、オートミールのおにぎりがきれいに握れた朝。小さな達成が日常に散らばると、人生の手触りがやわらかくなります。固定メニューは、その“上達の喜び”を見つけやすくしてくれる舞台です。



春の出張でビジネスホテルに泊まった朝、ブッフェの選択肢に圧倒されました。昔の私なら、クロワッサン、ウインナー、スクランブルエッグ、グラノーラ……とお皿をカオスにしていたはず。でも、私は“自分の定番”を思い出しました。たんぱく質を先に確保、脂質は控えめ、彩りに野菜、発酵食品を一つ。結果、スクランブルエッグとサラダ、納豆、ライ麦パン半分、ヨーグルトとベリー。満足度は高いのに、だるさはゼロ。午前のプレゼンは声がよく出て、後で先輩に「最近、朝のコンディションがいいね」と言われました。どこにいても帰れる“私の朝”を持っていることは、心の安定剤になるのだとしみじみ感じました。
とはいえ、時々は“うれしい脱線”も必要です。週末にだけ、少しリッチなごほうびを用意します。たとえば、オートミールパンケーキにベリーをたっぷり、蜂蜜をティースプーン1杯。
あるいは具だくさんの味噌汁にごま油をひとしずく。ごほうびの日があるから、平日の“微差”が光ります。ごほうびを“例外”ではなく“設計”に組み込むと、罪悪感がよい満足感に変わります。
最後に問いかけを。あなたの“微差”はどこにありますか?香り?器?一緒に飲むお茶?カトラリーの手触り?ひとつだけ選んで、明日の朝に加えてみてください。
固定は退屈の同義語ではなく、安心の土台。その上にちょっとした遊び心が乗ると、毎日は長くやさしく続いていきます。
飽きを遠ざけるために、私は“月のリズム”とも仲良くします。生理周期に合わせて味の傾向をメモし、PMSが近い週は温かい汁物と塩気を少し強めに、排卵期はフルーツの甘みで満足感を高める。
こうして体の声をカレンダーに写し取ると、食欲の波を“敵”ではなく“ナビゲーション”として扱えるようになります。すると、同じ定番でも“今日にぴったり”の感じが増えて、飽きより先に安心がやってきます。
外食や朝のカフェも、怖がらなくて大丈夫。私は“ルールは3つだけ”と決めています。
- たんぱく質を先に決める(卵、ヨーグルト、チキン)
- 脂質は“見える油”を足さない(バター追加は基本しない)
- 甘いものは“ごほうび枠”に回す(同じ日に重ねない)
この3つで、旅先でも友人との朝カフェでも、定番の延長線上で楽しめます。私の好きなメニューは、スクランブルエッグとトースト半分、サラダ、ヨーグルト。コーヒーは水と一緒に。帰り道、体が軽くて、午前中の予定がすっと入ってくる感じが好きです。
おわりに——“迷わない朝”は自分への想(おも)いやり
朝食を固定化してから、私は自分に少し優しくなれました。体重計の数字よりも、午前中の集中、ゆるがない気持ち、夜の疲れの軽さ——そういう“生きやすさの指標”がよくなった実感があります。
高たんぱく・低脂質の定番化は、ボディメイクだけでなく、仕事や人間関係の土台にもなりました。選ばなくていいから、選びたいところで集中して選べる。そんな自由の使い方ができるようになりました。
印象的なエピソードを最後に。ある日、久しぶりに母と朝食を一緒に食べました。私の“朝セット”をそのまま並べて、卵を半分こ。母が「これなら毎日できそうだね、あんたが嬉しそうに食べるから、私も元気が出るわ」と笑ったんです。
私はその言葉に胸がぎゅっとなりました。自分のために整えた朝が、誰かの元気にもなる。小さなルーティンが、静かに世界をやさしくしていく。そう思えた瞬間でした。
もしあなたが今、朝の迷いに疲れているなら、今日このあと、冷蔵庫の中の“朝の場所”をひとつ決めてみてください。卵をゆでる、ヨーグルトを買う、オートミールを用意する。
どれか一つで大丈夫。明日のあなたを、今日のあなたが助けられます。続けるコツは、がんばらないこと。仕組みに乗って、微差で遊ぶこと。あなたの毎日が、すこしずつ軽く、強く、やさしくなりますように。私もとなりで、一緒に続けます。











