ピルやコンドームだけに頼らない私へ。知らないままのリスクを減らす検査スタイル

デートの前日って、コスメや服はばっちり準備するのに、「性感染症(STI)のことまでは考えてなかった…」という人、多いんじゃないでしょうか。私も20代のころは「避妊=コンドームかピルをちゃんと使うこと」としか思っていなくて、性感染症の検査なんて、どこか“特別な人が受けるもの”だと勘違いしていました。
でも、実際には性交渉がある限り、どんなに気をつけていてもリスクをゼロにすることはできません。しかも、クラミジアなどの性感染症は自覚症状がほとんどないまま進行して、将来の不妊や妊娠のトラブルにつながることも…。
この記事では、同じようにモヤモヤしながら恋愛やパートナーシップを大切にしたい私たち世代の女の子に向けて、「なぜ避妊だけでは不十分なのか」「どうして性感染症検査までセットで考えたいのか」「ネットの検査キットって実際どうなの?」ということを、私自身の失敗や気づきもまじえながらお話しします。
避妊だけじゃ守りきれない?性感染症リスクの“見えにくさ”
コンドームもピルも「完璧なバリア」じゃない理由
まず大前提として伝えたいのは、「コンドームもピルもすごく大事。でも“万能の守り神”ではない」ということです。
・コンドーム:妊娠と多くの性感染症リスクを下げてくれる
・ピル:高い確率で妊娠を防いでくれる
どちらもきちんと使えばとても心強い味方ですが、それでも
- つけるタイミングが遅れた
- 途中で外れてしまった
- そもそもそのときは使わなかった
など、人が関わる以上どうしても「うっかり」はゼロにはなりません。
私も20代前半のころ、当時の彼が「今日は大丈夫でしょ?」とコンドームをつけないで済ませようとしたことがありました。流れで断れず、そのまましてしまって、後からひとりで不安で泣きそうになりながら妊娠検査薬を買いに行ったことがあります。妊娠はしていなかったものの、「あのとき性感染症ももらっていたかもしれないんだよな…」と、今でもあの判断を思い出すとゾワっとします。
しかも、ピルはあくまで「避妊薬」であって、性感染症そのものを防いでくれるわけではありません。ピルを飲んでいるからといってコンドームなしでの性交渉を繰り返すと、妊娠の心配は減っても、性感染症のリスクはむしろ高くなってしまうこともあります。
だからこそ、
- 「避妊=妊娠しなければOK」ではなく
- 「避妊=妊娠+性感染症の両方に目を向ける」
という考え方にアップデートしていくことが、これからの自分の身体を守るうえで本当に大事だなと感じています。

自覚症状がほとんどないまま進む性感染症たち
「私は大丈夫。何かあったらきっとすぐに分かるでしょ」と思っていた昔の私に、今なら全力でツッコミたいです。性感染症のなかには、びっくりするくらい自覚症状が少ないまま進行するものがたくさんあります。
たとえば、よく名前を聞くクラミジア感染症。女性の場合、
- なんとなくおりものが増えたような気がする
- 少し下腹部が重たいかな?
- でも生理前だからかな…?
くらいの“気のせいレベル”の変化で終わってしまうことも多いそうです。痛みやかゆみが強く出ないまま、気づいたときには子宮や卵管に炎症が広がってしまうケースもあります。
私の友人Aちゃんも、「なんか最近、生理痛が重くなったかも〜」と話していて、最初は私も一緒になって「アラサーだからじゃない?(笑)」なんて言っていたんです。でも、たまたま別件で婦人科を受診したときに検査をすすめられて、結果クラミジアが見つかりました。
Aちゃんは
- 特別派手な恋愛をしていたわけでもないし
- パートナーも一人だけ
それでも「なるときはなる」のが性感染症なんだ…と、2人してゾッとしました。
こんなふうに、
- 見た目では分からない
- 痛くもかゆくもない
- 忙しい日々のなかでスルーしてしまいやすい
というのが、性感染症リスクのこわいところです。
将来の妊娠・出産にもつながる“今”の選択
「今はまだ結婚とか考えてないし、子どものこともピンとこないから…」という気持ちも、すごくよく分かります。私も20代半ばまでは、「将来の妊娠のこと」なんて遠い世界の話でした。
でも、性感染症の中には、治療が遅れることで
- 卵管が詰まりやすくなる
- 子宮外妊娠のリスクが高くなる
- 不妊治療が必要になる可能性が出てくる
といった「数年後」「10年後」の自分に影響してくるものもあります。
私がいちばん印象に残っているのは、婦人科の先生に言われた言葉です。
「いまのあなたは“未来のお母さん候補”でもあるんだよ。だから、今の生活や恋愛で身体を守ることは、未来の赤ちゃんを守ることでもあるんだよ」
そのとき私は、正直ドキッとしました。
- 「彼のことが好きだから大丈夫」
- 「そんなに遊んでないから平気」
と、どこかで自分だけは大丈夫だと信じたい気持ちがあったからです。
でも、冷静に考えてみると、
- 相手の過去の恋愛までは分からない
- 彼自身も自分が感染しているかどうか分かっていないかもしれない
- 「好き」や「信頼」の気持ちと、身体の健康管理は別の話
なんですよね。
だからこそ私は今、
「避妊をちゃんとする」の一歩先として
「定期的に性感染症の検査もする」
という選択を、“ちょっと大人なセルフケア”だと考えるようになりました。
どうやって検査する?婦人科受診とネット検査キットの選び方

婦人科での検査は「トータルで相談できる安心感」
まず王道なのが、婦人科やレディースクリニックでの検査です。正直、最初はハードル高いですよね…。私も初めて婦人科に行った日は、受付で名前を呼ばれるだけで心臓バクバクでした。
でも実際に行ってみると、先生も看護師さんも淡々としていて、いい意味で「特別扱いされない」ことにホッとしました。性感染症の検査は医師にとってごく普通の診療のひとつで、恥ずかしがっているのは自分だけなんだな、と。
婦人科で検査するメリットは、こんな感じです。
- その場で症状の相談ができる
- 必要な検査の種類を医師が判断してくれる
- 結果に応じてすぐに治療につなげられる
- 他の婦人科トラブルもまとめて相談できる
私の場合は、
- 生理痛が重いこと
- おりものの変化が気になっていたこと
も一緒に相談できて、「せっかくなら一度ちゃんと調べておこう」と思えました。
一方で、
- 「知り合いに会ったらどうしよう」
- 「仕事の休みがとりづらい」
- 「待合室で待つ時間がしんどい」
と感じる人もいると思います。
そんなときは、無理に「絶対婦人科に行かなきゃ!」と自分を追い込むよりも、自分に合ったやり方を選ぶことが大切だなと感じています。
ネットで頼める性感染症検査キットって実際どう?
ここ数年で一気に選択肢が増えたのが、ネットで注文できる「性感染症検査キット」です。私も実際に一度利用したことがありますが、「誰にも会わずに、家でこっそり完結できる」という点では本当に気楽でした。
ざっくりイメージしやすいように、婦人科検査とネットキットの違いを表にしてみます。
| 項目 | 婦人科・クリニックでの検査 | ネットの性感染症検査キット |
|---|---|---|
| 受診のしやすさ | 通院が必要。予約制のことも | 自宅に届いて、自分のタイミングで採取 |
| 相談のしやすさ | 医師に直接相談できる | メール相談やサポート窓口のみのことが多い |
| 匿名性 | 本名・保険証が必要 | 匿名可のサービスも多い |
| 結果後の流れ | そのまま治療に進める | 陽性なら医療機関の受診が必要 |
| 費用 | 保険適用の場合もある | 自費だがまとめ検査セットもあり |
私がキットを使ったときに感じたのは、
- 「とにかく誰にも知られずにチェックしたい」
- 「まずは一度、ざっくり自分の状態を知りたい」
というときには、とてもいい入口になるなということです。
一方で、
- 結果が陽性だったときは、結局どこかの医療機関を受診する必要がある
- 採取方法を自分でしっかり説明書どおりに行う必要がある
という点は、頭に入れておきたいポイントです。
私の“リアルな感想”としては、
「不安を抱えたまま何もしないより、まずは家でできる検査からでも一歩踏み出せたことがすごく心の支えになった」
という感じでした。
自分に合ったスタートラインを決めるためのチェックポイント
「婦人科に行くか、ネットの検査キットにするか迷う…」という人に向けて、私なりのチェックポイントをまとめてみました。
まずは、こんなことを自分に質問してみてください。
- 今、具体的な症状(痛み・かゆみ・出血など)はある?
- 過去1年以内にパートナーが変わったり、避妊があいまいだったことはある?
- 職場や自宅の近くに通いやすそうな婦人科はある?
- 本名で受診することに抵抗がある?
- 今いちばん不安なのは「体の状態」?それとも「誰かに知られること」?
私の感覚では、
- 症状がハッキリある:まずは婦人科で診てもらう
- 症状はないけどモヤモヤする:ネット検査キットで一度チェックしてみる
- どちらも迷う:ネットでキットを頼みつつ、並行して「通えそうな婦人科」をリサーチしておく
というように、「白黒をつける前に、グレーの状態を少しでも明るくしていく」イメージで選ぶのがおすすめです。
私自身、最初から完璧な選択ができていたわけではなくて、
- 不安をため込んでしんどくなった時期
- 友だちに相談してやっと動けたタイミング
など、ジグザグしながらここまできました。
だからこそ、画面の向こうのあなたにも伝えたいのは、
「どの方法を選ぶかよりも、“何もしないまま放置しない”ことがいちばん大事」
ということ。あなたのペースで大丈夫なので、自分に合ったスタートラインを、一緒に探していきましょう。
パートナーとの関係と、自分の心を守るための検査習慣

「信頼してるからこそ検査したい」と伝えるコミュニケーション
性感染症の話をしようとするとき、いちばん怖いのって「相手にどう思われるか」じゃないでしょうか。私も最初は、検査を切り出すことが“相手を疑っているみたいで失礼なのでは…”とモヤモヤしていました。
でもあるとき、友人カップルの会話を聞いて、考え方がガラッと変わったんです。
彼女:「そろそろちゃんと検査しない? お互いの身体、大事にしたいからさ」
彼氏:「確かに。自分の昔のことも含めて、一回ちゃんと確認しといた方が安心だよね」
このやりとりを聞いたとき、私はちょっと感動してしまって。「検査=疑い」ではなく、
- 「これからも一緒にいたいからこそ」
- 「お互いの身体を大切にしたいからこそ」
という、ポジティブな選択として話すこともできるんだ…と目からウロコでした。
それ以来、私が意識している伝え方は、こんな感じです。
- 「もし何かあってからだと怖いから、早めにチェックしておきたいんだ」
- 「お互い安心して一緒にいたいから、一緒に検査しない?」
- 「自分の身体のことをちゃんと知っておきたいって最近すごく思うようになって…」
大事なのは、
- 相手を責める言い方ではなく
- “私自身の安心のため”という軸を伝えること
だなと感じています。
「いつ受けたらいい?」の目安と、ゆるいルールづくり
「検査って、どれくらいの頻度で受けるのがいいんだろう?」という疑問もよく聞きます。これは生活スタイルやパートナーシップによって違うので一概には言えませんが、私自身が意識している“目安”を簡単な表にしてみました。
| 状況 | 私が検査を考えるタイミングの例 |
|---|---|
| 新しいパートナーができた | 関係が深くなる前〜なった直後に一度 |
| コンドームを使わなかったことがある | できるだけ早めに |
| パートナーの過去の関係がよく分からない | お付き合いが続きそうだと感じたタイミングで |
| 痛み・出血・おりものの変化などがある | できるだけすぐ婦人科へ |
| しばらく検査をしていない | 1年に1回くらいの“健康診断感覚”で |
私は、
「パートナーが変わったら1回」
「あとは1年に1回、自分への誕生日プレゼント代わりに」
くらいのゆるいルールを決めています。
こうして自分なりの目安を決めておくと、
- その場の雰囲気や相手のペースに流されにくくなる
- 「また今度でいいか」と先延ばしにしすぎなくなる
というメリットもあります。
もちろん、これはあくまで私の一例なので、
- 性交渉の頻度
- パートナーの数
- 自分の不安の感じ方
などに合わせて、あなたなりのルールを作ってみてくださいね。
検査を「怖いイベント」から「自分をいたわるルーティン」に
正直に言うと、私も最初に検査を受けたときは、結果が出るまでの数日間、ずっとソワソワしていました。「もし陽性だったらどうしよう」「彼に何て言えばいいんだろう」と、頭の中で最悪のシナリオを何回も再生してしまって。
でも、結果が問題なかったと分かったとき、
- 「あ、私ちゃんと自分の身体を守る行動ができたんだ」
- 「不安を放置せずに、ちゃんと向き合えた自分えらい」
と、少しだけ自分のことを誇らしく思えたんです。
もし結果が陽性だったとしても、
- 早めに見つかったからこそきちんと治療できる
- パートナーとこれからどう付き合っていくか、話し合うきっかけになる
という“前に進むためのスタートライン”になります。
検査というと
- 怖い
- 恥ずかしい
- 痛そう
といったイメージがつきまといがちですが、私は今、検査を
「将来の自分への、ちょっと真面目なプレゼント」
だと考えるようにしています。
- 歯医者さんで定期検診を受けるように
- 美容院で髪を整えるように
- ジムやヨガで体をいたわるように
その中に「性感染症の検査」も、ひとつのセルフケアとして並べてあげるイメージです。
画面の向こうのあなたが、もし今少しでも不安を感じているなら、
- 婦人科の予約ページを開いてみる
- 検査キットのサイトを検索してみる
その“ワンクリック”からで大丈夫。
その小さな一歩が、数年後のあなたや、未来のパートナー、未来の赤ちゃんを守ることにつながるかもしれません。一緒に、ちょっとだけ勇気を出してみませんか。
おわりに:避妊+検査という“自分を守る選択”をあなたらしく
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。性感染症の話って、どうしても重たく感じがちだし、誰かに相談しづらいテーマでもありますよね。それでも最後まで読み進めてくれたあなたは、すでに自分の身体のことをちゃんと大切にしようとしている、とっても素敵な人だと思います。
改めてこの記事で伝えたかったのは、たったひとつのことです。
「避妊をすること」だけで終わらせず、「性感染症検査までセット」で自分を守ってあげよう ということ。
- コンドームやピルは、すごく頼もしい味方
- でも、それだけでは防ぎきれないリスクもある
- 検査は“疑い”ではなく、“信頼と未来を守るためのツール”
私自身、過去には
- 「言い出しづらくて、そのままにしてしまった夜」
- 「怖くて検査の予約ボタンを押せなかった日」
もたくさんありました。でも今振り返ると、「あのときちゃんと検査しておいてよかった」と心から思える出来事がひとつあります。
それは、ある彼との関係が続いていたとき。お互い忙しくてすれ違いが増えていた時期に、「一度ちゃんと検査しない?」と勇気を出して伝えたら、彼は少し驚きつつも「いいね、それ」と笑ってくれました。結局その彼とは別々の道を選ぶことになったけれど、最後に「一緒に自分たちの身体を大事にできたこと」は、私にとって今でもあたたかい思い出です。
恋愛の形も、パートナーシップの在り方も、人それぞれ。
だからこそ、「どう守るか」を決めるのは、いつだって自分自身です。
- 今の彼との関係を、もっと安心して楽しみたい
- 将来の妊娠や出産のために、今からできることをしておきたい
- なにより、自分の身体と心をちゃんと大事にしたい
そんな気持ちが、ほんの少しでも心のどこかにあるなら、今日という日を“スタートの日”にしてみませんか。
このブログが、あなたが一歩を踏み出すときの、そっと背中を押すきっかけになれたらうれしいです。
※この記事は、私個人の体験や感じたことをもとに書いています。具体的な症状や不安がある場合は、自己判断で放置せず、必ず医療機関に相談してくださいね。






