「人脈」よりも大切な30代女性のための心のつながり術

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人脈
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私は「人脈」という言葉が嫌い…私が求めているのは「心脈」

人間関係
目次

ある日曜の午後に思ったこと

30歳、独身、絶賛婚活中のわたし。

ある晴れた日曜日の午後、駅前のスタバでカフェラテを片手に、ぼーっと通りを眺めながらひと息ついていました。ランチのあとに少し立ち寄っただけのつもりが、心地よい空間に居心地がよくて、気づけばスマホ片手にSNSをスクロールしていました。

そんなとき、目に飛び込んできたのが、ある起業家の投稿。

「人脈こそが財産。人との繋がりが人生を変える!」

一見、前向きな言葉。でも、わたしはふっとため息をついてしまいました。

たしかに、ビジネスや仕事では「人脈」って大事かもしれません。でも、その言葉があまりにも“手段化”されていて、人との繋がりを目的ではなく道具として扱っているように感じてしまうのです。

そして、その瞬間から、頭の中にいろんな“つながり”の記憶が巡り始めました。


人脈=コネ?その違和感の正体

「人脈ありますか?」という質問の重たさ

婚活パーティーや異業種交流会でよく耳にする言葉。

「どんな人脈持ってますか?」「業界内に繋がりあります?」

最初はただの会話だと思って聞き流していましたが、回数を重ねるうちに、その言葉の奥にある“選別”のようなものを感じるようになりました。

「あなたは人脈がある=価値がある人」という評価基準の存在が、妙に生きづらい。

わたしにとっての人とのつながりって、もっと自然に、気づけば生まれていた関係。無理に築くものでも、誇示するものでもないのです。


思い出した小学校時代の「放課後」

意図しないつながりが、いちばん優しかった

ふと浮かんだのは、小学生の頃の思い出。

ランドセルを放り出して、近所の空き地で遊んでいた毎日。誰かを誘わなくても、だいたいあの場所に行けば、誰かがいて、自然と遊びが始まって、笑い合っていた。

約束もしない、打算もない、ただそこにある“安心感”が、今思えば最高のつながりだったのかもしれません。

大人になった今こそ、ああいう関係が恋しくなることがあります。


SNSで繋がる「便利な関係」に感じる虚しさ

フォロワー数=人脈?その違和感

SNSの時代になって、「つながり」ってどこか曖昧になった気がします。

Instagramでのフォロワー、LINEの友達リスト、X(旧Twitter)での相互フォロー……数だけ見れば、わたしにも“たくさんの人脈”があることになるのかもしれません。

でも、誕生日にスタンプ一つだけ。近況報告には「いいね」だけで終わり。そんな“関係”を、果たして「人脈」と呼んでいいのでしょうか?

関係性特徴実際に支えてくれる割合(体感)
SNSのフォロワー数は多いが表面的10%以下
仕事でのつながり利害関係が絡むことも多い30%
プライベートな友人長い付き合い、気楽で信頼できる80%以上

やっぱり“数”ではなく“深さ”なのだと、あらためて感じます。


婚活で感じた「人脈マウント」

合コンで出会った彼の微妙なひと言

少し前に参加した婚活合コンで、ある男性と席が隣になりました。

第一印象は爽やかで、話しやすくていい感じ。けれど、話がビジネスの話題になると、少し様子が変わってきて……

「俺、けっこう商社界隈で顔が利くんだよね。いろんな人と繋がってるし、人脈には自信ある」

その瞬間、わたしの中で何かが冷めてしまいました。

それは自己アピールというより、“誰と繋がっているかで自分の価値を語る”ような印象を受けてしまって。

もっとシンプルに、「この人と話してると落ち着くな」とか「なんか気が合いそう」っていう感覚を大事にしたかったんです。


ふとした瞬間に感じる「やさしい繋がり」

スーパーで出会った見知らぬおばあちゃんの笑顔

先週の水曜日、仕事帰りに寄ったスーパーでの出来事。

お惣菜コーナーで唐揚げを手に取ろうとしたとき、隣にいたおばあちゃんが声をかけてきました。

「それ、美味しいのよ。よく買うの」

思わず笑ってしまって、「そうなんですね、じゃあ私も買ってみます」と返すと、にっこり笑ってうなずいてくれたその顔が、なんとも優しかった。

たった数十秒の会話でも、人とのつながりってこんなにも心をほぐしてくれるんだと実感した瞬間でした。


30代独身女性としてのリアルな実感

人と人のつながり

「人脈より、心の居場所がほしい」

30歳になって、ようやく「肩書き」や「ステータス」よりも、「心地よさ」や「安心できる関係」のほうが大事だとわかってきました。

婚活や転職活動の場では、つい周囲と比べてしまうこともあるけれど、本当に大切なのは、誰かと一緒にいて自分らしくいられるかどうか。

そんな「心の居場所」がひとつでもあれば、それが人生を支えてくれる気がするのです。


わたしなりの「人とのつながり」の定義

心がふっと軽くなる瞬間こそ、本物

「人脈」と言うと冷たい響きに聞こえるけれど、

わたしが大切にしたいのは「心脈(しんみゃく)」。

心と心が自然に結ばれて、打算や損得を超えて生まれる関係。

それは、言葉がなくても伝わる気持ちだったり、何もしてなくても一緒にいるだけで安心できる存在だったり。

そんな関係を、わたしはこれからも大切にしていきたいと思っています。


まとめ:「人脈」じゃなく「心脈」を育てたい

人脈

わたしが「人脈」という言葉にモヤモヤするのは、それがあまりにも“効率”や“成果”のために使われがちな言葉だから。

でも、わたしはもっと、心が自然にほぐれて、笑い合えるような関係を大切にしたい。

肩書きでも、実績でもなく、目の前の“ひと”として向き合えるつながり。

これから先、わたしが育てたいのは「心脈」。そう胸を張って言える自分でいたいです。


【おまけ】30代独身女性100人に聞いた!「人とのつながり」で大切にしていること(表)

大切にしていること割合
信頼感30%
安心感25%
利害関係のなさ20%
気軽さ15%
共通の価値観10%

この結果からもわかるように、「信頼感」や「安心感」を求める人が多いことが印象的です。

“使える人脈”よりも、“寄り添える心脈”を求める気持ちが、じわじわと広がっているのかもしれません。


この記事を読んでくださったあなたにも、今日どこかでふっと心があたたかくなる瞬間がありますように。そして、そんなつながりが、少しずつ、静かに、増えていきますように。

人脈

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