恋愛は好きだけじゃ進まない?連絡が来ても返信できない日に気づいた「恋が始まるタイミング」の正体

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恋愛ってタイミングが9割だと思ってる

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今朝は、洗いきれていないマグカップがシンクにひとつだけ残っていて、昨日の夜の自分の雑さが、そのまま朝の光に照らされているみたいで、ちょっとだけ見て見ぬふりをしたくなった。

カーテンのすき間から入る白っぽい光と、まだ少しひんやりしている床と、通知だけはちゃんと働いているスマホ。そんな、特別でもなんでもない朝に、昔ちょっといいなと思っていた人の名前が、画面にふいに出てきた。

「久しぶり。元気?」

たったそれだけの短い連絡だったのに、なぜか私はすぐに返せなかった。返そうと思えば返せる。内容もむずかしくないし、既読をつけて気の利いた一言くらい、30歳にもなればいくらでも作れる。

でも、親指が止まったまま動かなかった。たぶん、相手が嫌だったわけじゃない。むしろ逆で、少し気になっていたからこそ、ちゃんと返したい気持ちが出てしまって、その“ちゃんと”を置くスペースが、今の自分の中にないことに気づいてしまった。

恋愛って、相性とか価値観とか、もちろんそういうものも大事なんだろうけれど、実際に続くかどうかって、好きの強さだけじゃなくて、そのときの自分に「人を受け取る余白があるか」で決まることが多い気がする。

これ、昔は認めたくなかった。タイミングなんて言い訳で、本気ならなんとかなると思っていたから。でも最近は、なんとかならないときって本当にあるよな、と思う。

研究でも、恋愛関係は心の安定や幸福感に関わる一方で、仕事や住まい、将来の見通しが揺れやすい時期には、関係そのものが支えにも負担にもなりやすいと整理されているし、若い成人期は恋愛・仕事・生活の移行が重なってストレスが高まりやすい時期だと報告されている。

つまり、誰かを好きになる気持ちとは別に、「いま人と関係を育てられる生活かどうか」は、思っている以上に恋愛に影響するらしい。

返したいのに、返せない朝がある

今日の小さな出来事は、たぶん本当にそれだけだ。メッセージが来た、でもすぐ返せなかった。それだけのこと。けれど、そういう“それだけ”の中に、その日の自分の輪郭ってけっこう出る。

私はしばらくスマホを伏せて、先に洗いものをした。スポンジに洗剤をつけて、昨日のコーヒーの輪っかを落としながら、「今じゃなかったんだろうな」と思った。

相手ではなく、自分のほうが。数年前の私なら、少し浮かれて、文面を何度も見直して、返信のあとに続くかもしれない会話まで勝手に想像していたと思う。でも今日はそうならなかった。うれしくないわけじゃないのに、心が前のめりにならない。その静かさに、自分で少し驚いた。

誰にも言わなかった本音をちゃんと書くなら、たぶんこうだと思う。
「今の私は、恋愛が始まるかもしれない感じに、少しだけ疲れている」

好きな人ができたら楽しい、連絡が来たらうれしい、会えたらもっとがんばれる。そういう恋愛の明るい部分を、私はまったく信じていないわけじゃない。

だけど、恋愛って始まると、気持ちだけじゃなくて、時間も、体力も、機嫌の整え方も、思った以上に持っていかれる。返信を考えること、会う日を調整すること、変に期待しすぎないようにすること、期待してないふりをすること。ひとつひとつは小さいのに、積もると意外と重い。

返したいのに返せない夜、ある。わかる…。
あれって、相手に冷めてるんじゃなくて、自分の生活をこれ以上揺らしたくない気持ちだったりする。

タイミングって、運命じゃなくて生活のことかもしれない

恋愛のタイミングというと、よく「出会う時期」とか「縁があるかどうか」みたいな、少しロマンチックな言い方をされるけれど、私が最近思うタイミングはもっと地味だ。

ちゃんと寝れているか、仕事で人に削られすぎていないか、部屋が散らかりすぎていないか、金曜の夜にもう誰の感情も受け止めたくないと思っていないか。そういう、生活のコンディションのことだと思う。

健康な関係では、信頼や親密さはコミュニケーションによって育ちやすいこと、またパートナーの存在や支えがストレス反応を和らげる可能性があることも示されている。

逆に言えば、こちらに誰かを受け止める余力がないときは、関係のはじまりそのものがうまく機能しにくい、ということでもある。

だから、「タイミングが悪かった」という言葉を、前より少しだけ雑に扱わなくなった。昔はそれを、逃げとか言い訳みたいに感じていた。でも今は、タイミングって誠実さの一部でもあるのかもしれないと思う。

会えるかどうかじゃなくて、向き合えるかどうか。好きになれるかどうかじゃなくて、相手が来たときに、自分の中に席をひとつ空けられるかどうか。

恋愛って、勢いだけで入れる店みたいな日もあるけれど、予約していてもその日に限って胃が重い、みたいなこともある。条件は悪くない、相手もやさしい、でも今日はどうしても入っていけない。その感じに、私は前より正直になってしまった。

返さなかったことで、少しだけ見えたもの

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結局、そのメッセージには数時間後に返した。すごく普通に、「久しぶり。元気だよ」とだけ。変に期待を込めず、でも雑にもせず、そのとき出せるぶんの温度で返した。送信してから、胸が高鳴る感じはなかったけれど、妙にほっとした。

たぶん今日の小さな気づきは、恋愛に前向きじゃないことが悪いわけではない、ということでもなく、逆に、今の自分は恋愛する資格がない、という話でもない。その間にある、すごく曖昧な場所の存在に気づいたことだと思う。

人を好きになる前に、自分の生活のペースを守ろうとする感じ。昔の私は、それを冷たさだと思っていた。でも今は、ただの防衛でも、ただの慎重さでもなく、自分が無理をしたときの崩れ方を知ってしまった大人の反応なのかもしれない。

恋愛ってタイミングが9割だと思ってる、という今日のテーマは、結局「運」や「縁」の話だけではなかった。連絡が来た日、自分がどんな朝を迎えていたか。シンクにマグカップが残っていたか。

心の中が、すでに誰かのことでいっぱいになる前に、自分のことでぎゅうぎゅうだったか。そういうことの積み重ねで、人は“いける日”と“いけない日”に分かれていく。

若い頃は、恋愛のチャンスを逃すことが怖かった。今は、ちゃんと持てないものを持とうとして、落として壊すほうが少し怖い。たぶんそれが、前向きでも後ろ向きでもない、30歳の現実なんだと思う。

あのとき返せなかった数時間を、昔なら「もったいない」と思ったはずなのに、今日はそう思わなかった。むしろ、すぐ返さなかった自分のほうを、少しだけ信用したくなった。


恋愛のタイミングって、誰かと出会う瞬間より、自分の生活にその人を迎え入れられる静けさがあるかどうか、なのかもしれない。

そう考えると、うまくいかなかった恋も、遅すぎた再会も、全部を「縁がなかった」で片づけなくていいのかもしれない。

あのときの私は、ただ少し、誰かを好きになるには忙しすぎただけだったのかもしれないし、あなたにも、そういう時期ってなかっただろうか。

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